「フジテレビ(フジ・メディア・ホールディングス)の株を買おう」――この一言が、日本のメディア業界に激震を走らせました。
2025年1月、堀江貴文(通称:ホリエモン)氏が投じたこの言葉は、単なる投資の呼びかけではありません。
それは、日本の大手メディア企業に対する挑戦状であり、業界の構造改革を求める声でもあるのです。
なぜホリエモンは今、フジテレビの株購入を呼びかけたのでしょうか?
そして、彼の「日枝久出てこい」という発言には、どんな意味が込められているのでしょうか?
また、もしフジテレビの株を買うとしてら、一体いくらで買えるのでしょうか?
本記事では、この騒動から生まれた疑問を解決していきたいと思います。
この記事を読めば、あなたも:
- フジ・メディア・ホールディングスの株はいくらで買えるのかがわかる
- ホリエモンとフジテレビの因縁の歴史が理解できる
- ホリエモンがフジテレビの株を買おうと呼びかけている意味が分かる
それでは、この衝撃的な発言の真相に迫っていきましょう。
フジテレビ(フジ・メディア・ホールディングス)の株の価格/いくらで買える?
フジ・メディア・ホールディングスの株を購入するために必要な最低金額は169,050円です。
この金額は、現在の株価が1,690.5円で、単元株数が100株であることから計算されています。(2025年1月20日現在)
フジ・メディア・ホールディングスの株を購入する際の最低購入金額は169,050円ですが、株価は変動するため、購入時の株価を確認することが重要です。
また、証券会社によっては手数料が異なるため、手数料が0円の証券会社を利用することで、より低コストでの購入が可能です。
そして現在、フジ・メディア・ホールディングスの株は東証プライムに上場しており、単元株数は100株です。(100株単位で買える)
※株主総会では100株で一票投票ができます。
参考:https://web.fisco.jp/platform/companies/0467600
ホリエモンのフジテレビ株購入と「日枝久出てこい」発言の背景
日枝久氏とは現在、株式会社フジ・メディア・ホールディングスの取締役相談役を務めている人です。
彼は1988年から1999年まで同社の代表取締役社長を務め、その後も取締役会長やCEOとしての役割を果たしてきました。
現在もフジサンケイグループの代表として、経営全般に対する助言を行っています。
テレビのトップオブトップですね。
参考:https://www.fujimediahd.co.jp/ir/pdf/report/r76_0628.pdf
フジテレビの中居正広スキャンダルと株主総会参加の意図
2025年1月、フジテレビを揺るがす大スキャンダルが発覚しました。人気タレントの中居正広氏が、フジテレビの幹部との不適切な関係を暴露したのです。
以前からテレビ局の裏側についてYouTubeで語ることの多かった堀江氏は、この問題に関して第三者委員会の設置などでは、納得のいく説明は得られるはずがないと思っているようです。
この事態を受け、堀江貴文氏は自身のSNSで「フジテレビの株をみんなで買いませんか?」と呼びかけ、株主総会への参加を表明しました。
つまりホリエモン(堀江氏)は、トップである日枝久相談役の責任を追及し、表に出てこなくても株主総会で解任させることが社会的大儀であるとしています。
この行動は、単なる個人的な恨みではなく、メディア業界全体の健全化を目指す動きとして注目を集めています。
ライブドア事件から20年、再燃する堀江貴文vsフジテレビの因縁
堀江氏とフジテレビの因縁は、2005年のライブドア事件にまで遡ります。
当時、堀江氏率いるライブドアは、フジテレビの株式を大量取得し、経営権争いを繰り広げました。
この騒動は、堀江氏の逮捕と、ライブドアの解体という形で幕を閉じましたが、その影響は今も続いています。
20年の時を経て、堀江氏が再びフジテレビに挑戦状を叩きつけた背景には、メディア業界の旧態依然とした体質への批判があります。デジタル化が進む中、テレビ局の経営モデルの変革を求める声は、業界内外で高まっているのです。
ホリエモンの「フジテレビの株を買いませんか?」の目的
株主総会で役員の選任や解任に関する議題に投票できる
株を購入すると、その会社の株主となり、株主総会での議決権を行使することができます。
株主総会では、役員の選任や解任に関する議題が提案され、株主はその議題に対して投票を行います。
解任には株主の議決権の過半数(50%以上)の賛成が必要
役員を選任するための決議は、通常、普通決議として行われます。
普通決議の場合、出席した株主の議決権の過半数(50%以上)の賛成が必要です。
つまり日枝久相談役を含めた、役員を解任するために株主の50%が必要なのです。
堀江氏は役員の解任に賛成する株主を50%を確保するために、あと10%の株主が必要と計算しています。
ホリエモンがYouTubeで解説していた、あと10%必要としている根拠
・フジ・メディア・ホールディングスは30%が外国人の株主と言われている。
・議決権はすべての株主が行使するわけではないので、投票しない株主もいる(数パーセント)
・スポンサー離れの責任もあり、健在化している株主(外資系のファンド)は役員の解任に賛成する株主が20%~30%と予想。
・関西テレビなどの仲間の株主は役員解任に賛成しない(30%ほど)
堀江氏によると、フジテレビの時価総額が3800億円なので、その10%の380億円の1単元(100株)を20万人が買えば、役員の解任に賛成する株主が10%確保できるという計算です。
参考:https://www.youtube.com/watch?v=zNLUCS7wGNc
フジ・メディア・ホールディングスの株式取得の目的
堀江氏の呼びかけに応じ、多くのネットユーザーがフジ・メディア・ホールディングスの株式を購入し始めるでしょう。
この動きは、単なる投資行動を超えて、「視聴者による放送局の民主化」とも呼べる現象です。
堀江氏の株式取得の目的は以下の2点です
- 経営陣の一掃
- 新しい経営陣で、フジテレビの闇や、膿をすべて出す。
これらの目的達成は社会的大儀でもあるため、堀江氏はフジ・メディア・ホールディングスの株を買いませんか?と呼びかけたのです。
堀江氏の言うとうり、確かに第三者委員会では何も解決しないような気がします。
筆者はフジテレビの番組で好きな番組もたくさんあります。これからも気持ちよく視聴したいので、闇や膿があるのなら、ぜひ全て解決していただきたいと思います。
まとめ
今回は、ホリエモンがフジテレビのの株を買いませんか?と呼びかけたことにより生まれた、いくつかの疑問について解説してきました。調べてみると、
- フジ・メディア・ホールディングスの株を買うための最低金額は169,050円である。
- ホリエモンとフジテレビの因縁のが20年前にさかのぼる。当時、堀江氏率いるライブドアは、フジテレビの株式を大量取得し、経営権争いを繰り広げたことがある。
- ホリエモンがフジテレビの株を買おうと呼びかけているのは、株主総会で日枝久相談役を解任させることが社会的大儀であるとしているためである。
という事がわかりました。
この騒動からはしばらく目が離せません。
今後、気持よくテレビ番組を視聴するためにも、是非か行けるしていただきたい問題です。