2025年5月、VTuber界やクリエイター業界に大きな悲しみが広がりました。2D／3D CGクリエイター系VTuberとして活躍し、多くのファンや仲間に愛された夢乃とわさんが、逝去されました。
SNSや配信界隈では、その才能と人柄を惜しむ声が絶えません。
本記事では、夢乃とわさんのプロフィールや「犯罪学教室のかなえ先生」との関係、性別非公開の理由、そしてなぜここまで多くの人に愛されたのかを、筆者の感想も交えながら詳しくご紹介します。
【夢乃とわ】とは？プロフィールと活動歴
夢乃とわさん（Towawa）は、個人勢VTuberとしてYouTubeやX（旧Twitter）で活動し、ゲーム配信、イラスト、3Dモデル制作など幅広いクリエイティブワークで知られていました。
特に「犯罪学教室のかなえ先生」など他VTuberのキャラクターモデル（2D/3D/MMD）の制作者としても高い評価を受け、専門学校の講師として後進の育成にも尽力していた点が特徴です。
aoi夢乃とわさんの活動履歴を調べるほど、その多才さと努力に驚かされます。クリエイターとしてだけでなく、教育者としても多くの人に影響を与えていたことが印象的です。
「犯罪学教室のかなえ先生」とは
「犯罪学教室のかなえ先生」は、2020年9月に活動を開始した学術系VTuberです。フルネームは永遠乃 叶（とわの かなえ）で、元法務教官（少年院や刑務所で矯正指導を行う職員）という異色の経歴を持っています。
主に犯罪学や心理学、社会学を専門とし、実際の現場経験を活かした説得力のある解説動画や配信を行っています。難しい犯罪学の知識を分かりやすく、時にユーモラスに伝えるスタイルが人気で、登録者は25万人を超えています。
また、少年犯罪や社会問題について、現場での経験に基づくリアルな視点を持ち、視聴者からは「正しい知識が得られる」「偏見をなくすきっかけになった」と高く評価されています。
夢乃とわと「かなえ先生」の関係
夢乃とわさんは、「犯罪学教室のかなえ先生」の2D／3D／MMDキャラクターモデルの制作者としても知られています。
ただのイラストやCGではなく、「魂を吹き込むようなモデル」と評されるほど、キャラクターの魅力や世界観を丁寧に表現。かなえ先生本人も「妥協することなく素晴らしい3Dモデルを制作してくださった」とその仕事ぶりを絶賛しています。
モデル制作を通じて、VTuber本人の活動の幅を大きく広げ、配信やコラボ企画など多彩な展開を支えました。夢乃とわさんの作品は、多くの配信者やファンにとって“命を預ける器”とも言える存在でした。
豆知識：VTuberモデル制作の裏側
VTuberの2Dモデル制作には「Live2D」というソフトがよく使われています。Live2Dはイラストを細かくパーツ分けして動かすことで、まるでアニメのような自然な表情や動きを再現できます。3Dモデルの場合は「Blender」や「VRoid Studio」が主流で、特にVRoid Studioは初心者でも簡単に3Dアバターを作れる無料ソフトとして人気です。
momoかなえ先生の配信を見ていると、モデルの細やかな動きや表情から、夢乃とわさんのこだわりや情熱が伝わってきます。まさに「キャラクターに命を吹き込む」仕事だったのだと、改めてその偉大さを感じます。
性別非公開・中の人非公開の理由
夢乃とわさんの性別や「中の人」に関する情報は、公式には非公開とされています。
VTuber文化においては、キャラクターと演者の間に一線を引くことで、視聴者がキャラクターそのものの世界観を楽しむための配慮が重視されます。
性別や中の人の詳細を明かさないことで、ファンが“夢乃とわ”という存在そのものに集中でき、作品や配信の内容を純粋に楽しめる環境を作っていました。
また、演者のプライバシーを守る意味でも、非公開は重要な選択肢です。
ネット上での憶測や噂はありましたが、公式には一貫して非公開を貫いており、ファンからも「それが夢乃とわさんらしい」と支持されていました。
ファンに愛された人気の理由
夢乃とわさんが多くのファンやクリエイター仲間から愛された理由は、圧倒的な技術力と誠実な人柄にあります。
- 高いクリエイティブスキル
2D/3Dモデル制作、MMD、Vroidなど幅広い技術を持ち、他VTuberのモデル制作も担当。 - コミュニティへの貢献
専門学校講師として後進育成に力を入れ、VTuber・CG業界全体の発展に寄与。 - 誠実な人柄と交流
SNSや配信を通じてファンや仲間と温かく交流し、多くの人から感謝や尊敬の声が寄せられました。 - 闘病中もクリエイターとして活動
病と闘いながらも「かなえ先生3Dお披露目」など仕事に全力で取り組み、最後まで創作活動を続けました。
SNSでは「あなたのモデルと一緒に配信した時間を誇りに思います」「とわさんの作品は永遠に生き続けます」など、惜しむ声が相次ぎました。
kiki夢乃とわさんのSNSや配信でのやりとりを見るたびに、ファンや仲間への気配りや優しさが伝わってきました。技術だけでなく、人柄そのものが多くの人を惹きつけていたのだと思います。
まとめ
夢乃とわさんは、VTuber・CGクリエイターとしての高い技術力と、性別や中の人を明かさない独自のスタンス、そしてコミュニティへの深い愛情によって、多くのファンや仲間から支持され続けてきました。
「犯罪学教室のかなえ先生」のモデル制作者としても、その存在感と功績は大きく、VTuber文化の発展に大きく貢献しました。
その生き方や作品は、今もネットの海で語り継がれています。
「夢乃とわ」という名前に込められた想いは、これからも多くの人の心に残り続けるでしょう。
