世界卓球2024の団体戦が始まります。日本が初戦で当たるルクセンブルクには、最強の60歳がいます。
最強の60歳は、ニー・シャーリエン選手。
卓球のレジェンドだよ!
メインキャスターの福澤朗さんが、ニーシャーリエン選手のことを
「還暦のアイドル」って言っていたね!
ところで、
ニーシャーリエン選手の経歴はどうなっているのかな?
長く続けられている理由は何かあるのかな?
とちょっと気になります。
そこでこの記事では、
・最強の60歳であり、卓球のレジェンド&還暦のアイドルのニーシャーリエン選手の経歴はどのようになっているのか?
・ニーシャーリエン選手が長く卓球を続けられている理由はあるのか?
という事について解説していきたいと思います。
この記事を読むと、ニーシャーリエン選手の経歴がよくわかり、世界卓球2024のルクセンブルク戦をより深く楽しむことができますので、是非最後まで読んでみてください。
最強の60歳ニーシャーリエン
2024年の世界卓球で、最強に60歳と言われている選手が出場します。
それがこの方、ルクセンブルク代表でエースのニー・シャーリエン選手です。
ヌッテ・サラ(ルクセンブルク代表選手)Instagramより
凄く良い笑顔ですよね。
しかも、肌ツヤがよく60歳には見えません。
どのような方なのかとても気になると思いますので、この後解説していきます!
卓球のレジェンドで還暦のアイドル、ニーシャーリエンの経歴
ニーシャーリエンさんは、長く世界で活躍する卓球選手を続けていることで、間違いなく「レジェンド」ですが…
テレビで卓球の実況をしている福澤朗アナウンサーが、
ニーシャーリエン選手のことを「還暦のアイドル」と言っていたよ!
還暦のアイドルという表現も、とてもいいですね!
皆に愛されていて、ニーシャーリエン選手のキラキラの笑顔はまさにアイドルです!
さて、そんなニーシャーリエン選手の経歴はこちら。
1963年 | 中国上海で生まれる。(7月4日生まれ) |
1983年 (19歳) | 東京で開催された世界卓球に 中国のナショナルチームで出場する。 女子団体・混合ダブルス金メダル 女子ダブルス銅メダル を獲得。 |
1986年 (22歳) | 中国のナショナルチームを引退。 上海交通大学に通いながら、上海の卓球チームのコーチを務める。 |
1989年 (25歳) | 前の夫と共にドイツへ渡る。 ドイツの卓球の全国リーグである、 「ブンデスリーガ」でプレイをする。 |
1990年 (27歳) | ルクセンブルクの協会からオファーをもらい、 ルクセンブルクに移住。 ナショナルチームとクラブチームでプレーをする。 (選手とコーチの両方を務める。 男子チームでも負けなしだった!) |
1994年 (31歳) | 現在の夫トミーさんと出会い結婚。 |
1998年 (35歳) | 世界ランク4位に。 |
2000年 (37歳) | 初めてのオリンピック(シドニー五輪)に出場。 |
2002年~2007年 | 世界ランク8位であったが、 2人目の子どもを出産した後、卓球生活をストップ。 |
2008年 (45歳) | 北京オリンピックに出場。 (北京のナショナルチームで過ごしていたので、北京オリンピックには出たいという思いがあった) |
2012年 (49歳) | ロンドンオリンピックに出場。 |
2016年 (53歳) | リオオリンピックに出場。 |
2021年 (58歳) | 5回目のオリンピックに出場。 (東京オリンピック) 2回戦に進出し、韓国の シン・ユビン(当時17歳)との41歳差の対戦が話題になる。 |
2021年 (58歳) | 世界卓球女子ダブルスに出場。 女子ダブルス銅メダルを獲得 |
2022年 (59歳) | 世界選手権団体戦で、 世界ランキング16位の韓国チョン・ジヒ選手を破る。 (この結果、ルクセンブルクが3-1で勝利) |
2023年 (60歳) | WTTコンテンダーリュブリャナで、 女子ダブルスで中国に勝利し準優勝となる。 この日がちょうど60歳の誕生日だったので、大会会場でサプライズの誕生日をお祝いされて涙ぐむ。 |
ニーシャーリエン選手は、2021年の東京オリンピックでに58歳で出場しましたが、
もちろん、58歳のオリンピック出場は卓球競技史上最年長記録!
さらにその年(2021年)の世界卓球女子ダブルスで、銅メダルを獲得とは、凄すぎます!
ニーシャーリエン選手が
女子ダブルスで銅メダルを獲得した2021年の世界卓球は、
日本の早田ひな選手と伊藤美誠選手のペアが銀メダルを獲得した大会だよ。
やはり、ニーシャーリエン選手は尊敬すべきレジェンドで、みんなに愛されるアイドルですね!
ちなみにオリンピックの種目にはダブルスはないです。
詳しくはこちらの記事ををどうぞ。👇
ニーシャーリエンが卓球選手を長く続けている4つの理由
卓球界のレジェンドで、還暦のアイドルニーシャーリエン選手が、
長く卓球を続けてきた理由は次の4つだと考えられます。
①ケガ防止や体力維持のトレーニングを行っている。
②家族とのバランスが取れている。
③座右の銘がある。
④ハッピーパーソンである。
どういうことなのか、次に詳しく説明していきましょう。
①ケガ防止や体力維持のトレーニングを行っている。
ニー・シャーリエン選手は体力の限界感じることもあるとのことで、1日フルに練習をしているわけではありません。
若い頃のように練習することはできないので、
ニー・シャーリエン選手が一番大切にしていることは、
ケガをしないこと
体長を崩さないこと
体をいかに正しく休ませるか
という事だそうです。
また、
体力維持のためにジムに通ったり、回復のために理学療法士に診てもらったりしているんだって。
ニー・シャーリエン選手は、自分に合ったトレーニングをして、けが防止や体力維持をしているようです。
②家族とのバランスがとれている。
ニー・シャーリエン選手が卓球を長く続けてこれた理由の一つは、
全てのことをバランス良くこなす
という事のようです。
「全て」と言うのは、卓球の事だけではないんだよ。
ニー・シャーリエン選手には2人のお子さんがいます。
現在32歳の息子さんは、前の夫との子どもで、トミーさんとの間に生まれた娘さんは、現在21歳。(2024年現在)
やはり子育てが大変な時期もあったでしょうし、高齢の母親とも同居していたと言います。
2人目のお子さんが生まれた時、
世界ランク8位だったからオリンピックに出場できたはずなのに、
それをせずに卓球生活をストップしたんだよね。
それもニーシャーリエン選手の言う
「全てのことをバランスよくこなす」という事の
一つだったんだろうね!
そして現在はお孫さんもいるそうですよ!
ニー・シャーリエン選手は、
家族もいるので卓球の練習をする時間があまりないけれど、
すべてのことをバランスよくこなすことが逆に卓球の調子を整える
って言っていたよ!
それが長く続けてきた秘訣なんだね。
あとは、夫で、コーチのトミー・ダニエルソンさんの存在も大きいですね。
家族がいつも側で支えてくれたからこそ、長く続けてこられたのだと思います!
③座右の銘がある。
ニーシャーリエン選手には、座右の銘があります。
それは、
『活倒老学倒老』
~意味~
老いるまで生き、老いるまで学ぶ
これは、中国の慣用句で、
「学ぶのに遅すぎることはない」という解釈になるそうです。
「遅すぎることはない」と言うところが響くね‼
それから、
『明日の自分より、今日の自分がいつも若い』
と言うフレーズもモチベーションアップになっているそうです。
試合に負けると弱気になって
年齢的にもうだめなのでは?
と思う事もあったんだけど、
今日の自分は明日の自分よりも常に若いという事に気づいて
勇気づけられたんだって!
確かに!その通りですね。
座右の銘があったことも、長く続けてこられた理由の一つですね!
④ハッピーパーソンである。
ニーシャーリエン選手は、自分のことをハッピーパーソンだって言っているよ!
正直であることや、感謝を忘れない事が大事なんだって。
試合に負けても「あなたは強かった、次は私も良くなるようにがんばる!」って相手を認めるんだって!
このポジティブさや「ハッピーパーソン」であることが長く卓球を続けて来れた最大の理由かもしれません!
ニーシャーリエンの夫はコーチのトミー・ダニエルソン
そんなニー・シャーリエン選手を支えてきたのは、夫でコーチのトミー・ダニエルソンさんです。
一番左の方👇
ヌッテ・サラ(ルクセンブルク代表選手)Instagramより
ニー・シャーリエン選手は試合が終わるといつも、夫でコーチのトミー・ダニエルソンさんとハグしたりキスしたりしています。
いつもラブラブのニー・シャーリエン選手です。
ちなみに、
ニーシャーリエン選手はプロの選手ではありません。
ルクセンブルクは小さな国で、卓球のプロ選手はいないのです。
ニーシャーリエン選手とトミーさんは普段は不動産のお仕事をしていていて、購入したホテルを貸したりしているんだって!
コーチで夫のトミー・ダニエルソンさんと、
最強の60歳ニーシャーリエン選手は、
不動産屋さんと卓球選手の二足の草鞋を履いて
仲良く過ごしているようです!
【世界卓球2024】
世界卓球2024団体戦の、
日本対ルクセンブルクの試合が
2024年2月16日(金)21:00~
テレビ東京で放送されます‼
是非、ニーシャーリエン選手に注目したいですね!
※👇こちの記事もぜひ!
まとめ
・最強の60歳であり、卓球のレジェンド&還暦のアイドルのニーシャーリエン選手の経歴は
☆1983年の世界卓球に19歳で中国選手として出場し、女子団体・混合ダブルス金メダル、女子ダブルス銅メダルを獲得。
☆1990年にルクセンブルクに移住。
☆オリンピックに5回出場(東京オリンピックには58歳で出場)。
☆2021年世界卓球女子ダブルス銅メダルを獲得。
☆2023年WTTコンテンダーリュブリャナ・女子ダブルスで中国に勝利し準優勝。
となっている。
・ニーシャーリエン選手が長く卓球を続けられている理由は、①ケガ防止や体力維持のトレーニングを行っている。②家族とのバランスが取れている。③座右の銘がある。④ハッピーパーソンである。という4つが考えられる。
参考:卓球王国、オリンピック.com
今回は、最強の60歳で、卓球のレジェンド、そして卓球界の還暦のアイドルである、ルクセンブルク代表のニーシャーリエン選手につて解説してきました。
卓球の技術だけでなく、その人柄に、まさにレジェンド!と声に出して言いたくなりました。
まだまだニーシャーリエン選手から目が離せませんね!
それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。