2025年3月、すき家で発生した味噌汁へのネズミ混入事件が大きな波紋を呼んでいます。
公式発表では「具材をお椀に入れて準備する段階で混入」と説明されていますが、ネズミの大きさや状態を考えると、この説明には多くの疑問が残ります。
本記事では、この事件の不自然な点と考えられる他の可能性、そしてそれらに対する対策について詳しく見ていきます。
事件の概要と公式説明の矛盾点
ネズミの大きさと死骸であることの問題
事件は2025年1月21日、すき家の鳥取南吉方店で発生しました。
SNSで拡散された画像には、味噌汁の中に浮かぶ大きなネズミの死骸が写っていました。
この大きさのネズミが気づかれずに提供されるというのは、常識的に考えて不自然です。
すき家の鳥取南吉方店で1月にみそ汁にネズミの死骸が混入した問題について、すき家は調査結果を発表しました。
ネズミは店外に面した冷蔵庫のゴムパッキンのひび割れから侵入し、庫内で保管していた具材入りのわんに入り込んだ可能性が高いと結論づけています。
映像を確認した結果、ネズミが鍋に混入する様子はなく、加熱されていないことも判明しました。
そのため、「異物が鍋に混入した可能性は極めて低い」としています。

SNSで拡散された画像を見てびっくりしたよ。
あれはトラウマになるね。
気が付かないなんて、よほど忙しいか、疲れているか?
なにか問題がありそうだね。
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準備段階での混入という説明の不自然さ
すき家の説明によると、具材を複数の椀に入れて準備する段階で1つの椀にネズミが入り込んだとされています。
しかし、準備段階で大きなネズミの死骸が混入するというのは、極めて考えにくいシナリオです。



ネズミが自分で入り込んだって事?
「死骸」だからこれは不自然だね。
従業員の目視確認を怠ったという点の疑問
公式発表では、従業員が目視確認を怠ったためにネズミが混入したまま提供されたとしています。
しかし、これほど大きな異物が目視確認で見逃されるというのは、信じがたい説明です。



お昼時でも従業員が2人という店舗が多いよね。
人件費を削減しているのか、人手不足なのか?
目視する余裕もない人数では厳しいね。
考えられる他の可能性と対策
調理過程の早い段階での混入の可能性
鍋の中など、調理過程の早い段階での混入の可能性も考えられます。
対策: 調理場全体の衛生管理強化と定期的な点検が必要です。
すき家は3カ月ごとに店舗内の穴やひび割れなどを確認するとしていますが、より頻繁かつ徹底的な点検が求められます。
保管中の味噌汁への侵入の可能性
倉庫などに保管している段階で混入した可能性もあります。
対策: 食品保管庫の密閉性向上と防鼠工事の実施が重要です。
ネズミの侵入経路を特定し、徹底的に遮断する必要があります。
店舗全体の衛生管理の問題点
もともとの衛生管理に問題があった可能性もあります。
対策: 総合的な害虫・害獣対策プログラムの導入が不可欠です。
専門業者と連携し、店舗全体の衛生管理を見直す必要があります。
まとめ
すき家の公式説明には多くの疑問点が残されています。
大きな死骸のネズミが準備段階で気づかれずに混入するというシナリオは、現実的とは言えません。
この事件を通じて、飲食店の衛生管理の重要性と、事故発生時の正確な情報開示の必要性が改めて浮き彫りになりました。
さらに、この事件の背景には、すき家の慢性的な人手不足問題があると考えられます。
過去にはワンオペレーション問題も指摘されており、人員不足が衛生管理の不備につながった可能性も否定できません。
消費者の信頼回復のためには、より詳細で透明性の高い調査結果の公表と、実効性のある再発防止策の実施が不可欠です。
同時に、適切な人員配置と労働環境の改善も急務といえるでしょう。
すき家は今回の事件を契機に、安全性と顧客満足度の向上に向けた抜本的な改革を行う必要があります。